二兎を追う者は一兎をも得ず、餅は餅屋の諺に言われる様に、どちらにも使えます的な物は嫌いだ。いずれかに特化したものの方が高性能であることが多いように思うからだ。また、その潔さが良い。が、しかし、このスノーポンという選択は間違っていない、と思うようにしている。
雪山に登らないこと。
勾配のある雪原を延々と歩くことはないであろうこと。
大きさがスノーシューに比べ小さいこと。
クランポン(軽アイゼン)として分離使用できること。
スノーシューではなく、スノーポンを選んだのは、以上の理由。
凍結路を歩くのに、スノーシューは不要、アイゼンが必要。また、釜トンネルも新しくなり、凍結している箇所は限られ、普通に歩ける、と伺っている。釜トンネルを抜け幕営地である小梨平まではほぼフラット。以上のことより、雪上歩行に特化したスノーシューの方が良いのでは、と最後まで悩んだ。
適合体重は、80kg迄とか。これは80kgの人が20kgの荷物を背負っても良いのか?それとも荷物も含めて80kgまでなのか?
バックル部(クランポン)が取り外せ、重ねて持ち運び可能。取り付け部のシャフトにも細かな細工が施され、道具好きには堪らない。
クランポン。ステンレス製。クロモリ製に比べ手入れ楽々。ブーツの取り付けも簡単。バックルがラチェット式になっていて、黒色のレバーを引き上げることで増し締めができる。解放する時はバックル部の赤いレバーを引くだけ。甲部のベルトが短く、カツカツであったのは、取り付けが悪いのか?
スノーシューとして。山岳用のスノーシューに見られる横滑り防止用のギザギザが、スノーポンにはないので、誤って片方を踏んでしまっても布地のデッキが傷まない。これは素人には有難い。滑る方が素人には辛いか?
あとはマットを買えば装備も揃う。早く冬山幕営がしたい。とは言うものの南国への憧憬を押し殺していることは確かなようだ。シーカヤックに乗りたい。
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